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「紅白歌合戦」と「東方神起」の不在

  • hangulking
  • 2014年1月2日
  • 読了時間: 3分

2012年、イ・ミョンバク元韓国大統領の竹島(独島)上陸。2013年、安倍晋三総理の靖国神社参拝。大衆の人気で食べていく「政治家」という職業を考えると、彼らの行動は分からなくもない。

しかし、冷え込んでいくばかりの日韓関係はどうするのか。 政治に踊らせられた結果、実際に、日本国民の韓国に対する感情はここ2~3年で悪い方に傾きつつある。そして、2012年同様、2013年の「紅白歌合戦」にはK-POPアーティストの姿はない。

アルバムの売上や知名度、コンサートでの観客動員からすれば、「東方神起」や「JYJ」、「少女時代」や「KARA」、「BIGBANG」など、一部のK-POPアーティストは日本のトップアーティストと肩を並べるレベルである。

そして、欧米のアーティストとは違い、日本語で歌い、日本語で話す彼ら。日本に特化してきた彼らは、K-POPというよりは、J-POPの一部としても成長してきた。

紅白歌合戦やレコード大賞などへの出演が、世論や音楽業界内の諸実情をもとに決まることを勘案すれば、「出演見送り」も分からなくはない。

しかし、これで本当に良いのか。 日本人は世界の文化を幅広く受け入れ、独自に発展させ、世界最高レベルの文化を作ってきたのではないのか。

その最高の文化を楽しみながら、個人の幸せや理想社会を目指してきたのではないのか。古代の漢字や仏教、中世の陶磁器や印刷、近代の機械や造船、現代の電化製品や自動車。

このすべてが海外から輸入され、日本で花が咲き、個人を楽しませ、社会は潤ってきた。そして、それが世界一になり、人類全体の資産となった文化であり文明である。これが歴史で証明されている本来の日本であり、「日本らしき日本」である。

日本がそれを忘れている中、「東方神起」、「少女時代」などの人気アイドルを擁する韓国最大級の芸能プロダクション「SMエンタテインメント」は、中国での活動を強化している模様だ。 例えば、「SUPER JUNIOR-M」、「EXO-M」のように、一つのアイドルグループから中国に特化した派生ユニットを切り出して大陸のアイドルニーズにも狙いを定めているのだ。

さらには、5人組ガールズグループ「 f(x)」まで加わり、中国の「東方衛星TV」や「湖南衛生TV」が主催する年末年始コンサートに参加する。

「SUPER JUNIOR-M」と「EXO-M」は、上海のベンツアレーナで開催された「2013湖南衛生年末コンサート」にて、蘇有朋、黄暁明など、中華圏のトップスターたちと一緒に現地のファンを魅了した。

生放送で中継されるので、彼らのさらなる知名度アップにも繋がりそうだ。 一方、「 f(x)」は、中国の国際会議センターで開催された「2013-2014湖南衛星年越しライブ」に参加。このステージも毎年テレビで生放送されており、一昨年は同時間帯では1位の帯視聴率を記録したという。

これらのSMエンタテインメント所属のアーティストたちは、韓国の年末年始番組の収録を終えた後すぐに中国入りしてリハサールを開始した。 韓国では収録放送、中国では生放送ということで、視聴者は同じ日に二カ国で同時に活躍する彼らのパフォーマンスが見られる。

2年前までは日韓の間での出来事である。 新年は、「日本らしき日本」に戻っている日本を期待する。多様性の欠如した文化はつまらなくなり、今日より楽しい明日が、無くなるからだ。

● 本記事は韓流ポータルサイト「ワウコリア」のコラム欄にも掲載しております。

 
 
 

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