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K-POPアイドル「戦国時代」の2014年、期待のアイドルグループ「VIXX」

  • hangulking
  • 2013年12月14日
  • 読了時間: 4分

今日は、K-POP男性アイドル「VIXX」(ビックス)の話である。韓国のアイドル業界では、「ガールズ」においても「ボーイズ」においても、ここ数年「戦国時代」が続いている。

日本のアイドル業界のように一部の大手プロダクションが牛耳っていた時期もあったが、「K-POPブーム」という弾力を受けて今や、数々の零細事務所からも新人アイドルたちがデビューするようになった。

だが、実は韓国の歌謡界では長年「バラード系」が「ダンス系」よりも圧倒的に支持されるジャンルだった。一部には「アイドルは歌手ではない、タダのパフォーマーだ! 」と断言すると人たちもいた。

しかし、YouTubeなどの動画配信サイトの普及で「見せる音楽」が歌謡界の主導権を握るようになると、「アイドル」と言われるアーティストたちがその優れたビジュアルとダンス力を武器に爆発的な進化を遂げた。

例えば、デビュー2年目でことしもっとも売れた男性アイドルグループ「EXO」はことし発売したアルバム「XOXO(Kiss&Hug)」の出荷量が90万枚を超えており、2001年のキム・ゴンモと「god」以来となる「ミリオン達成」に期待がかかっている。一流のバラード歌手でさえ10万枚を超えられない現状からすれば、破竹の勢いと言える。

さらに、同じくデビュー2年目にして日本で「アリーナツアー」を成功させた男性アイドルグループ「B.A.P」など、あっという間にトップスターへの仲間入りを果たして所属事務所の「稼ぎ柱」に成長するケースが目立っている。

ガールズグループで言えば、「CRAYON POP」や「ナインミュージス」などが新しい顔ぶれとして注目を浴びた。このように従来はバラード歌手の格下扱いをされてきたK-POP界のアイドルたちは今や「世界中で稼げる優良コンテンツ」として大きく羽ばたいているのだ。

では、2014年にはどんなアイドルが韓流スターへの仲間入りを果たすのだろうか。デビュー3年~5年目のアイドルたちの競争が激化する中、ニューフェースとしてブレイクの前兆を見せているのが男性6人組「VIXX」だ。

所属事務所は、パク・ヒョシン、ソン・シギョンなど韓国を代表するバラード歌手を擁する「Jellyfishエンターテインメント」。

アイドルに弱い事務所だったこともあり、彼らのデビュー曲「SUPER HERO」は大コケ。続く「Rock Ur Body」は、安っぽいゲームサウンドと言われたり、圏外レベル。

しかし、ことしの1月に「地球外惑星」と「テコンV」、「バンパイア」をミックスしたコンセプトによる楽曲「On and On」でインパクトのある姿に大変貌を遂げた。ミュージックビデオの映像も口コミで急拡散。特殊なカラコンとミュージカル俳優顔負けのメイク、そして表情演技を強調した振り付けで「見せる音楽」を徹底的に追求したのである。

これを機に、メインボーカルのケン、レオ、ラッパーのラビの他、メンバーたちのパフォーマンス力も日に日に向上していった。 続くシングル曲「ハイド」では「ジキル博士とハイド氏」をコンセプトに更にミュージックビデオのクオリティーを上げて注目を浴びる。

そして先月は、アメリカの「呪いの人形アベナル」をコンセプトにした新曲「呪いの人形」でついに音楽ランキング番組で「1位」を獲得した。 3作続けてショートムービーのようなクオリティーの高いミュージックビデオ(フル尺)を添えた楽曲をリーリスし、ジワジワと知名度を高めている「VIXX」。

映画や小説、有名キャラクターの一部を巧みに取り入れてコンセプト化するという斬新な戦略で、差別化に成功している彼らだが、やり過ぎにも注意が必要だ。先日の新曲「呪いの人形」が、ヒットには成功したものの地上波3局からは残忍性による「放送不可」の判定を食らったからだ。

だが、落ち込む必要はない。過去にも「淫乱性」や「暴力性」などが理由で「19禁」に指定されてしまった楽曲の中にも、地上波と関係なく、ロングヒットを記録した歌はたくさんあるからだ。

その上、見苦しい場面が含まれたオフィシャルMV以外にも、クリーンバージョンMVも別途制作する誠意もみせているからだ。 それよりも今の勢いを失わないことが大切だ。

メンバーの6人がことし見せてくれたような「向上心」を忘れない限り、来年のブレイクは間違いないといえよう。

● 本記事は韓流ポータルサイト「ワウコリア」のコラム欄にも掲載しております。

 
 
 

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