「東方神起」のSMエンタ、BoAを取締役選任。税務調査の意味は?
- hangulking
- 2014年3月24日
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「東方神起」の韓国所属会社「SMエンタテインメント」は、21日の株主総会で、歌手のBoAを取締役として選任した。 「少女時代」、「SUPER JUNIOR」、「f(x)」、「EXO」の所属会社としても有名なSMだが、韓流ブームの以前から、「S.E.S」、「H.O.T」などのアイドルグループを中心とし、海外事業を展開してきた。
日本の「エイベックス(AVEX)」や「ジャニーズ事務所」との交流も深い。 現在「JYJ」として活躍しているジェジュン、ユチョン、ジュンスもSMでデビューし、「韓国のSMAP」と言われている「SHINHWA」、再結成を準備している「Fly to the Sky」も同社出身である。
まさにK-POPの先導企業である。 今回、BoAのほか、「H.O.T」のKANGTAも取締役として選任された。BoAとKANGTAは、SMに対するこの10年以上の業績と成果が認められ、非登記取締役となった。実業務としては「クリエイティブ・ディレクタ」として活躍する。
一方、登記取締役としては、キム・ヨンミン代表取締役、ハン・セミン取締役、ナム・ソヨン取締役が再選任された。 株主総会の前日、20日から韓国の国税庁の税務調査を受けているSMだが、マスコミの脱税疑惑に対し、定期的な税務調査に過ぎないと解明している。
しかし、通常の税務調査は10日前の事前通告の上で行われることに比べ、今回の税務調査は当日通告の上、大規模で行われている。しかも、通例とは違って「国際取引調査局」が投入されていることから、海外取引に対する申告漏れ説が浮上している。
過去の例としては、2009年に、「BIGBANG」、「2NE1」の所属会社「YGエンターテインメント」が海外取引の申告漏れで、28億ウォン(約2億8千万円)を追加徴収をされていた。
韓国のエンタメ界では、SMをはじめとし、大々的な税務調査のうわさもある。ファンの中では、今回の税務調査により、所属芸能人たちの不利益を心配する声もある。
しかし、少なくともYGの例でみると、5年前の税務調査の後、YGは企業としての健全性や透明性を確保、所属芸能人はグローバル企業の一員として更なる成長を成し遂げていたわけだ。
つまり、長く、大きく見れば、エンタメ企業が国際化する過程の一部なのだ。心配は無用だろう。
● 本記事は韓流ポータルサイト「ワウコリア」のコラム欄にも掲載しております。
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